●27日(土)、ウエスティ(堺市西区鳳東町)で「堺市自殺対策フォーラム2011」がありました。会場は500名を越える人で満員でした。竹山修身市長は「堺市も自殺に歯止めをかける為、隣の人を思いやる社会、おせっかいな堺、いのちと暮らしを守るまちづくりをしてゆく・・」旨のあいさつがありました。 そして、劇団ワンツーワークスによる「誰も見たことのない場所」という、日本初の「ドキュメンタリー・シアター」が始まりました。
●「ドキュメンタリー・シアター」はロンドンなどで生まれた手法からきているという。「自殺」をテーマに、自殺を試みた経験を持つ「サバイバー」、身近な人を失った「遺された者」、自殺に「振り回される者」、そして自殺対策に乗り出す「立ち上がる者」・・・等が登場します。それは劇団の人達が実際に、それぞれの方からの生の声を取材し、それを構成して演じられてゆきます。
●エピローグで、妹が「・・もう兄のこと問い詰めない。生きている時の兄を思いだせば、いつでも会えるから・・・」という言葉に、遺された者の心の整理がようやくやってきたのだと思いました。