2011年7月 のアーカイブ

司馬遼太郎記念館を訪ねて(1)

2011年7月31日 日曜日

8月30日(土)、「司馬遼太郎記念館」を訪ねてみました。秋予定の見学会の下見をかねた、5、6年振りの鑑賞です。近鉄・奈良線「河内小阪駅」を下車して、南側の商店街を抜け、「東大阪歴史の道」の道標に従い、約12分で記念館に着きました。

司馬遼太郎記念館の林

記念館の敷地に入ると、そこは雑木林の深い緑の森に引き込まれてゆきます。コナラ・山桜・ミツバツツジ・シャクナゲ・アキニレ・・・等々多くの木々に名札がかけられています。生前、「司馬遼太郎は自然のままのたたずまいを好み、・・・雑草もあまり抜かず、秋から冬にかけては落ち葉の落ちるままにまかせていました」(パンフより)という。

庭の森より書斎を望む

館内の展示室に入ると、高さ11mの壁面の書棚と2万余冊もの蔵書がイメージ展示されています。安藤忠雄氏による設計は、「司馬遼太郎の頭脳の延長上にあり・・・」「この空間で司馬作品との対話あるいは自分自身との対話を通じて何かを考える、そんな時間をもっていただければ・・・」(パンフより)という思いで表現されたという。                                   膨大な歴史資料・書籍・自身の著作図書・・・等の書庫を見上げると、司馬遼太郎の世界に圧倒され、感激するばかりでした。

記念館パンフより

ビッグ・アイで講演会

2011年7月26日 火曜日

●先日、ビッグ・アイで「第61回社会を明るくする運動」の講演会(主催:堺南地区保護司会他)がありました。法務省の主唱により、「やり直せる社会が好きです」という催しでした。                  オープニングは三原台中学校吹奏楽の演奏です。夏の思い出・茶摘み・上を向いて歩こう・世界に一つだけの花・365歩のマーチ・・・等、部員60名の迫力ある演奏でした。

三原台中学校吹奏楽部

●次いで、「機嫌のいい町づくり」と題して落語家の笑福亭竹林氏が講演します。子供2人を赤ちゃんの時から育てたことから、子供の育て方が分かって来たという。                         ・子供といつも遊んだこと。・小さい頃か抱いていると子の実感が分かるようになったこと。・過ちをすぐ叱るのではなく待つこと。などの体験を通しての話や、欧米人の見た江戸時代の生活を記述した書物のことを話します。子供をコントロールするのではなく、子育てを楽しむ様にすればよいという。

笑福亭竹林氏の講演

●また、ある学校の校門で、そんなに寒くない日にぶかぶかの防寒服を着た子に、自分ではそんなに寒いのか?と思ってた。その時女性の校長先生が「その服温かいね!」と声をかたという。そういう言葉を自分には言えなかった。その先生はおそらく朝から機嫌がよかったのだと思ったという。                               自分が機嫌がいいと子供も機嫌がよくなるとのこと。そして、子育ての極意は“なめくじ親子”の関係であるという。「なめくじの親が手塩をかけて子を育てたがやがて子はいなくなった」という落ちで講演が終わりました。

笑福亭竹林氏・熱弁