2010年12月 のアーカイブ

いきいき大学市民大学近況(3)

2010年12月18日 土曜日

先週、府立大学の堺・南大阪地域学との共通講座が、白鷺Uホールでありました。関西大学大学院教授・宮本勝浩氏による「地域を支える堺の産業」と題した講義でした。府立大学名誉教授でもあり、また堺市政や産業に関しての提言もされているという。

宮本教授は、世界と日本の現状分析や堺市経済の課題を、各種統計をもとに話を進めてゆきます。そして「堺市の経済活性化策」として13項目を挙げる。私が印象に残ったことは、次の項目でした。

①堺市の先人の「ものづくり」の智恵を生かすこと。            鉄砲(橘屋又三郎)、包丁(梅枝七郎右衛門)、線香(小西行長の兄)、瓶詰めの酒(鳥井駒吉)、堺緞通(藤本庄左衛門)等々。

②堺市の経済活性化の鍵は「独創性」である。              ・サントリー鳥井信治郎の「面白い!やってみなはれ!」の精神。  ・吉本興業の経営戦略(消費者尊重の経営、実力主義、積極的経営方針・・・)。 ・独創的アイデアで消費者のニーズににあった新商品の開発。 ・シュンぺーターの理論の実践。

タマ駅長」「阪神優勝の経済効果」等の話を挟みながら、大変参考になる講義でした。

講義資料

介護施設の見学

2010年12月15日 水曜日

12月14日、いきいき堺市民大学の「体験・見学講座」の参加しました。堺東駅徒歩20分の所にある「ベルタウン」(堺区南安井町)です。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、通所サービス、そして保育園もある「複合型老人保健施設」です。「『愛の医療と福祉』の実践が地域全体へ伝わることを目標とする」という。

パンフレット(1)

施設内を見学して感じたことは、利用者の目線に立った施設空間と安らぎのある運営がなされていることでした。各部屋の居住性を高め、廊下を広くして、利用者の寛げる空間にしています。

また保育園の子供たちとの交流、テラスでの菜園、カラオケ・映画などが楽しめる小ホールなどがありました。スタッフも一生懸命に利用者のケアをしていました。こんな施設であれば利用者も満足ゆくのではと思いました。

パンフレット(2)