2010年12月 のアーカイブ

鉢ヶ峯の風景

2010年12月11日 土曜日

先月末の「古樹探訪ウォーク」で、書き残していたこと等を拾ってみました。法道寺・仁王門の階段左側に、「杉の切り株」がありました。樹と森の案内人の野杁氏の話では、この株の年輪を調べたところ、直径89cm、年輪の数278本にもなる大木であったという。しかもその年輪のある時点で、極端に幅が狭くなっていたとのこと。   この樹にどんな出来事があったのかと思い巡らしたという。杉の大木も、いつ倒れるかという状態の為、文化財を守ることを優先して伐採されたとの話でした。

法道寺の仁王門

 法道寺の向いには、「国神社」の鳥居があります。鬱蒼とした森の石段を上りきると小さな祠が、ぽっつんと建っていました。     「国神社の祭神は天照大神」とのこと。桜井神社で秋に奉納される上神谷のこおどり」は、国神社で伝わる雨乞い・豊作祈願の踊りだという。(参照:10月5日記事)

国神社の鳥居

  

国神社の祠

 

  

 

 

 

 

鉢ヶ峯の周辺には、「堺自然ふれあいの森」・「堺公園墓地」・「ハーベストの丘」等が、緑深い里山や田畑にかこまれて、市民の憩いの場として楽しまれています。

鉢ヶ峯の紅葉

 

“さかい緑のフォーラム”に参加

2010年12月8日 水曜日

ビッグ・アイで11月28日(日)「緑と堺と人と音」~未来の子ども達へ届けよう!緑のメッセージ!~と題して、「さかい緑のフォーラム」が開かれました。(主催:堺市都市緑化推進協議会)      会場入口では、伝統工芸の和泉木綿体験、線香の展示、森のクラフト、しめ縄づくり体験等のワークショップが開かれています。   大ホールにおいては、堺市生まれ・在住のサキタハヂメ氏による「のこぎり演奏」がありました。のこぎりという「滑稽なスタイルからくる『笑い』と、哀愁を帯びた音色の『泣き』が創り出す癒しの世界」(パンフレット)を心静まる気持ちで聞き入りました。緑の風景が思い浮かばれてくるようでした。

パンフレット

サキタ ハヂメ氏

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
第2部では、大阪府立大学教授 増田昇氏とサキタハヂメ氏・谷奥孝司氏の対談や、堺の伝統産業、地域の伝統文化・自然環境等について議論が進められました。そして、「堺市南部の自然豊かな緑を守り、次世代に継承してゆこう・・・」というメッセージが述べられました。                                 また、うれしいことに参加者には、堺市内で作られた伝統の和泉木綿の「和晒(わざらし)手ぬぐい」がプレゼントされました

対談

和晒手ぬぐい