2011年8月 のアーカイブ

“あまみ温泉”のこと

2011年8月31日 水曜日

先日、地域の人たちと南海高野線「天見」駅近くのあまみ温泉南天苑を訪ねてみました。南天苑本館は古来の鉱泉が湧くこの地に、昭和10年堺大浜の「潮湯別館」を移築し、高野山参詣のための温泉旅館にしたのが始まりだという。                      天見の里の深い緑に囲まれて、風格ある建物が見えてきました。建物は平成15年に国の文化財として登録されたという。

南天苑の入口

敷地3,000坪には、池を中心に松・桜・カエデ・南天・・・の木々、野草、庭石等で、静かな日本庭園を形作っています。その庭園の片隅の池にピンク色の大きな「蓮の花」が咲いていました。

蓮の花

天見温泉は「天然ラジュウムを含み発汗作用と新陳代謝により健康と美容にも効用がある」(パンフより)という。入浴後の食事も一層おいしく頂くことが出来ました。                       庭の植え込みの中に「萩の花」がちらほらと咲き始めていました。もう秋の気配を先取りしている様でした。

萩の花

ドキュメンタリー・シアター

2011年8月28日 日曜日

27日(土)、ウエスティ(堺市西区鳳東町)で「堺市自殺対策フォーラム2011」がありました。会場は500名を越える人で満員でした。竹山修身市長は「堺市も自殺に歯止めをかける為、隣の人を思いやる社会、おせっかいな堺、いのちと暮らしを守るまちづくりをしてゆく・・」旨のあいさつがありました。                      そして、劇団ワンツーワークスによる「誰も見たことのない場所」という、日本初の「ドキュメンタリー・シアター」が始まりました。

ウエスティ(堺市立西文化会館)

ドキュメンタリー・シアター」はロンドンなどで生まれた手法からきているという。「自殺」をテーマに、自殺を試みた経験を持つ「サバイバー」、身近な人を失った「遺された者」、自殺に「振り回される者」、そして自殺対策に乗り出す「立ち上がる者」・・・等が登場します。それは劇団の人達が実際に、それぞれの方からの生の声を取材し、それを構成して演じられてゆきます。

公演パンフ(表面)

エピローグで、妹が「・・もう兄のこと問い詰めない。生きている時の兄を思いだせば、いつでも会えるから・・・」という言葉に、遺された者の心の整理がようやくやってきたのだと思いました。

公演パンフ(裏面)