2011年9月30日 のアーカイブ

脳梗塞発症時のようす

2011年9月30日 金曜日

 入院していましたのでしばらく間隔が開きました。これまでも間隔は短いとはいいがたかったが、できるだけ公開をやっていきたいと思います。今回は8月末に脳梗塞を発症した時の様子についてのべます。何かの参考になればいいと思います。

 8月末ごろの早朝5時ごろめをさました。こんな時寝床の中で腹這になって本を読んでいた(こんなことはよくある)。しばらくすると眠くなってきたので仰向けになって目をつむっていた。その時何だか気分が悪くなってきた様な気がした。横になっているのに何故と思いながらのでトイレへ行こうとして立ちあがた。バランスが崩れてうまく立てない 「?」 である。だが強引に立ち上がり壁に手を当ててもたれながら壁伝いにトイレへ行った。前日の昼、親しい人たちが寄って昼食会をやった後なので、夕食は食べてなかったから、いくら嘔吐しても出るものがない。寝床へ戻るには四つん這い(?)であった。でもやはり吐き気がする。こんなこと3~4回ぐらい繰り返した。もしや脳梗塞ではと思い、ふとんの上に胡坐をかき手足のしびれを確認したが何ともない。しゃべり方を家内に聞いてもらったがいつもと同じと言う返事だった。これは脳梗塞ではないぞ。また「?」である。そのうちに眠くなってきたので横になった。ところが夜が明けてきたからか天井の照明器具(直径5~60cm)が一つしかないのに左右に広がっては二つに見え、戻っては一つになり、又左右に広がっては一つに見え、視点が定まらない。日曜日でもあるし救急車どうしようか。考えている間に家内がある病院へ電話してくれた。休日であるが内科の外来はやっているということなので、家内に乗せて行ってもらった。家の玄関から車までは何かにつかまりながら自分で乗ったが、病院の玄関から内科までは車いす。私の番がきたので事情を話すと、CT,MRIの撮影。いずれの写真からも異常は認められない。昨夜から何も食べていないので点滴をするがこれが終われば帰宅するようにと言われた。症状が軽くなったわけでもないのに心細いことであった。しかし点滴途中医師や看護師が何回も容体を訪ねてくれ、その時もやはり人差し指が二本の見える事や懐中電灯で目を覗きこんで異常があることを見つけてくれたのか、今夜は入院しましょうと言ってくれた。あの症状のままの帰宅に不安があったが、入院を言われた時はどこかこれで安心と胸をなでおろしました。病室の近くの車いす用トイレでは車いすから便器へ移動するのもたいへんな状態であった。

 それから3週間余。先生の診立て、手厚くて行きとどいた看護師さんの看病、リハビリの先生等のおかげをもちまして退院できました。現在は両手足にしびれなし、言葉明瞭、目に異常なしで家の中では殆ど以前と同じ状態で生活できています。リハビリのために家の裏の遊歩道を歩いていますが、時々ふら付いてバランスをくずしたりしますが杖は使わずに歩けています。病院の方々に感謝感謝であります。これからはリハビリに努め早く一人で外出できるようになりたいものと思っています。