平家物語の須磨一の谷の合戦で熊谷直実に討ち取られた平敦盛が持っていたと言われる笛 青葉の笛 を見よーと思い、堺市から車で出かけた。まずJR須磨駅を目指し、そこから須磨寺を目指した。平日でもあり門前の駐車場へすぐ入れました。駐車場を出ると左側に敦盛と熊谷直実との水際での戦いの場面が作られていた。陸側にいるのが直実。敵が意外と若く、我が子ほどでしかなく見逃してやりたいが、既に源氏の味方が駆けて来るので助からないであろうと、心を鬼にして首をとった。後年 熊谷は僧になった。
目指す青葉の笛は何処にあるかと寺の人に尋ねると、休憩所になっている建物の一画にある宝物館に展示されているとのことでそこへ行った。笛は明るい照明の下で金ピカの経筒の様なものの中に立てかけられていた。いかにも古めかしい穴の開いた筒(笛)がそこにあった。(カーソルを写真の上へ移動すると手の形に変わりますのでマウスを左クリックすると写真が大きくなり笛が見えます)入れ物とは対象的過ぎて 意外であった。明るさを下げ袱紗のようなものを敷き、スポットライトでの照明にすれば少し厳粛な雰囲気がでたかなーー。(私の感想)
私は昭和30年ごろ神戸の高校へ通っていた。そこは三学期のテストが終わると卒業式までの間に寒中マラソンがあった。コースは須磨寺から田井の畑の厄除け神社まで往復約8km?。田んぼの中のバス道を駆けたように思う。半世紀以上もなるので今どうなっているか見てみたい気持ちもあった。境内は地震で様変わりになっていると寺の人の話。周りは変わりすぎて何も思い出せませんでした。