2014年10月2日 のアーカイブ

富岡製糸場のこと

2014年10月2日 木曜日

 群馬県の富岡製糸工場が世界遺産に選定され、ご当地は見学者で大賑わいとニュースで伝えています。この工場が生産活動を止め、売らない、貸さない、壊さないなどをモットーに保存してきた結果、世界遺産に選定されたようだ。小生が2006~7年ごろ北関東(埼玉、群馬、栃木方面)をドライブしたとき、この工場を見学したことがある。そのときの印象は、昨日まで動いていた機械にカバーを掛け明日の再開に備えているような、電源を入れればすぐに動き出すかと思うほど保存状態が良かった。見事に保存された文化遺産・産業遺産である。世界遺産に選ばれてお手本のフランスも喜んでくれていると思います。教科書にも必ず出てくるところでもあるので、関西からは少々遠いがチャンスを作って見学されることをおススメします。また片倉工業の創業者である片倉兼太郎は「ああ野麦峠」の舞台となったシルクの街長野県岡谷市の生れ、そしてここで創業。現在、富岡と岡谷は姉妹都市でもある。この岡谷市にも蚕糸博物館ができていて近代的産業になる前の手工業的な設備が展示されています。中では糸取りの実演も見ることができます。(写真はフリーソフトから)

年代を感じさせる建物

 

保存の良さを感じさせる機械類