2010年7月14日 のアーカイブ

諏訪大社御柱祭(山出し祭)に行ってきました

2010年7月14日 水曜日

木落とし坂の頂上に現れたおんばしら

木落とし坂の頂上に現れたおんばしら

 長野県の諏訪湖の周辺に諏訪大社がある。普通一つの神社があれば名前は一つであるが、諏訪大社には神社名のもとに上社と下社がある。さらに上社には本宮と前宮、下社には春宮と秋宮がある。諏訪大社と名乗りながら実は四つの神社が別個にあります。    諏訪市に本宮、茅野市に前宮、下諏訪町には春宮と秋宮がある。これまでに諏訪大社へ行かれた方は多いと思いますが、実際どの神社に行かれたのか自信をもって答えられる方は案外少ないのではとおまわれます。御柱祭は上社の二社が四月上旬に山出し祭、約一カ月遅れてと里曳き祭がおこなわれる。下社の二社も一週間程ずれるが同じく山出し祭、里引き祭がおこなわれる。御柱祭は一か月余の長期に亘る祭りなのである。ここ十年余り前から諏訪大社御柱祭が全国的に話題になっているのは、下社の山出し祭において直径約1m余・長さ20mもある御柱を急坂を使って落とす際に、命知らずの氏子たちがその御柱に乗って下りるショッキングな光景が、東京キー局から全国に配信されたからである。この祭りは申年と寅年の実質6年ごとにおこなわれる。御柱の前で縄を引く衆、御柱のすぐ前で柱を扱う綱衆、テコを用いて方向転換を行うテコ衆、御柱のすぐ後ろでやはり御柱を制御する後綱衆、みんなの気持ちを一つにして力を合わせさせる木遣衆が、持ち場持ち場で託された任務を果たしている。これらの総数は何百人から千人を超すかも知れませんが、すべてを指揮するのが総代である。統制がとれているのは実に見事である。次回の祭りは6年先の申年である

尾綱を切られて坂を下る御柱

尾綱を切られて坂を下る御柱